ビジネスコンサルティングうすい



「当たるも八卦、当たらぬのも八卦」

易については、当初、このような印象を持っていました。

そして、
「占いなんかに頼るのはなんだかなぁ。」
とも思っていました。

しかし、あるきっかけがあり、優れた易者のN先生(政財界の有力者の関係者も相談に来るような先生)に出会い、その印象は一変しました。ここでは、その詳細は省きますが、驚くべき的中率だけではなく、易の背景にあるその深遠な哲学にも心を惹かれてしまったのです。そして、幸運なことに、その先生に弟子入りすることを許され、それ以来、易学の修養に努めています。

易とは中国古来より伝わる占いの一種で、算木(長細い棒)やサイコロ(八面体と六面体のもの)等を用いて行います。その的中率の高さは、中国の多くの皇帝達が意思決定の際に易者の見立てを参考にしていたことからもうかがえます。易による結果は384種類ありますが、問いかける内容によっては、たとえ同じ結果であっても、その見立ては微妙に変わってきます。

そして、易の学習を進めるにつれ、易を生活に活かしていくことの有用性をますます実感していくことになりました。

「今、流れがいいので、どんどんと前進していった方がよい。」
「今はじっと耐え、将来の飛躍のために足元を固めておくのがよい。」
◇◇のような危険がせまっているので、注意しておかなくては。」

このようなことを、易は教えてくれます。私は、易を学んでいく過程で、自身や家族について、様々な場面で易を活用し、その都度、易に進路のヒントを与えてもらったり、リスクを回避できたり、といろいろと助けてもらいました。

もちろん、易を絶対視し過ぎたり、易に頼り切ったりするのではなく、自身の理性も働かせながら、バランス良く、易の占断も活用していくようなスタンスはとても大切です。易の結果ばかりに翻弄されてしまい、自分というものがなくなってしまったとしたら、それは本末転倒だからです。

「でも、そのバランスの取れたスタンスで活用していくならば、易ほど心強いものはないなぁ。」
と、しみじみと実感する日々が続きました。

そして、
「これは当然、経営の意思決定にも使えるはずだ!」
と感じるようになってきました。

しかし、自身の意思決定には既に易を用いていましたが、実際のコンサルティングの場面で、易を活用していくことには躊躇していました。

それは、

「非科学的ということで、どうせ、誤解されてしまうんだろうなぁ。。」
「怪しいイメージを与えてしまって、コンサルタントとしての信用を落としてしまうのではないか。。」

との不安があったからです。しかし、その一方で易を学ぶにつれ、易の有用性の実感がより深まっていきました。

いろいろと葛藤はありましたが、適切に易を活用すれば、経営者の意思決定の強力なサポートとなるだろうとの思いの方が日々強くなってきました。それならば、自身のイメージについての些細な不安は脇に追いやって、易をコンサルティングの場面でも活用していくべきであろうと決意しました。易の師匠であるN先生からも「見立てを行うだけでなく、易を教えてもいいレベルに達している」とのお言葉を頂いたこともその決意を後押ししました。

現在は、経営者の方が希望した場合には、易を活用したコンサルティングを行っています。
お陰様で、多くの方から、易に対する畏敬の念と感謝の意を頂いております。



〜 易活用のイメージ 〜

易については、あまり馴染みのない方も多いと思いますので、ここでは、易活用の簡単な例を取り上げたいと思います。
例えば、六四掛の一つである「乾為天」という掛をみていきたいと思います。

「乾為天」という掛は竜の成長を示すものとなっています。

  初爻:竜がまだ地面の下にいて、修行し始めの最も未熟な段階

  2爻:竜が地面の上に出てきてはいるがいまだ未熟なので、師匠を求めるような段階

  3爻:竜が朝から晩まで一生懸命修行している段階

  4爻:竜が空に羽ばたこうとチャンスをうかがっている、やや不安定な段階

  5爻:竜が大空を悠々と飛び回っている最高調の段階

  上爻:竜が飛び過ぎてしまい宇宙まで行ってしまった、やり過ぎの段階

では、これを実際にどのように、経営上の判断に取り入れていくのかをみていきたいと思います。

例えば、エステサロンを1店経営していて、2店目の出店を検討する際に、

「乾為天」の初爻という結果が出た場合には、「まだ、実力的にその時期ではなく、まずは1店目の経営を盤石なものとすることが先決である。」

2爻の場合は、「やはりまだ、実力的にその時期ではなく、まずは、多店舗化に成功している他の会社を参考にし研究する必要がある。」

3爻の場合は、「2店目が出店できるように、1店目の実力アップはもちろんのこと、2店目の出店を視野に入れ、人材の育成、オペレーションの向上、財務体質の強化、立地の調査等を行っておく時期である。」

4爻の場合は、「2店目の出店も可能な時期のようだが、多少の不安定さもあるので、出店に際しては、自社や出店先の商圏分析等を徹底して行った上で慎重に出店の検討を行う必要がある。」

5爻の場合は、「今まさに、2店目の出店を行うのに機が熟している。」

上爻の場合は、「今や2店目の出店を行う時期を逃してしまった。」または「2店目を有することは負荷がかかり過ぎて危険である。」

のような判断を行います。

注)ただ、実際においては、当然のことながら、現実的な観点からも人材、資金、商圏、競合状況を分析し、総合的な判断を行うことが大切です。

上記は、六四掛のうちの一つ「乾為天」を取り上げさせて頂きましたが、他に63の掛があり、またそれぞれ別の意味を有しています。

易を活用していて、私がつくづく感じるのは、「易は質問に対して、ほんと相応しい応えを返してくれるなぁ〜。」ということです。私たちのより所としている現代科学ではとらえきれない何かがあるのだなと畏敬の念を感じさせてくれるのです。




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